理学療法士ですので、マッサージ師ではありません。
今の法人に勤務して10年になります。
理学療法士免許を取得してからは15年目になります。
良く言えば好奇心旺盛、悪く言えば飽きっぽいので、転職歴はそこそこあります。
最初の勤務地は精神科に付属した形の介護療養型医療施設でした。
次は老人保健施設。
PTとしてはちょっと休憩した時期もあります。
中央材料室での滅菌やスーパーのレジ、テレアポ、ルート営業、
一般企業での一般事務、と言う名の広告デザインをしていた時期もありました。
今の法人に縁があり、10年使ってもらっています。
しかし、2年おきくらいの転勤で、今の施設ですでに4箇所目。
落ち着く暇もありません(笑)。
理学療法士免許を取得してから、介護保険施設での勤務しかないと言っても過言ではありません。
特に、老人保健施設以降は施設基準ギリギリしか配置が無い施設でしか勤務していません。1施設に1名の配置で10年ちょっと働いています。
その間に介護保険もいろいろ変遷がありました。
今、時代の流れが病院から施設、施設から在宅への流れになっています。
その流れに乗ると、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士のリハビリテーション職種も在宅へ、ということにもなりそうですが、現在多くのセラピストは病院に勤務しています。
この流れに乗り遅れるのはちょっともったいないな、と思います。
今は特別養護老人ホームに勤務していますが、ここでは生活の全てに関わることができます。看取りも行っています。
病院ではできないこと、生活を支え、命を支え、尊厳を支える関わりを行っています。
リハビリ=歩くこと、筋トレ=辛いこと
リハビリ=マッサージ=してもらうもの
という誤った認識が世間に蔓延しています。
リハビリテーションは自分で動けるようになってなんぼです。
この考えをちょっとでも広めて行けたら良いな、と日々精進しています。